2019年3月26日火曜日

第一回 午後の部【日常の中で対話をするために必要なことは】


前回に引き続き、第一回「みんなの道徳*対話の時間」の感想です。
ご参加いただいた皆様、心からありがとうございます。

前回の記事では前半の部(テーマ:多様な人を受け入れることができる場づくりに必要なことは)について投稿しました。
今回は午後の部の流れや、対話の感想をお伝えしたいと思います。

※対話の感想は個人が特定されない内容に限定しております。
※私(大島)個人の感想であり語彙力もないので、話の内容や言い回しが正確でないかもしれません。参加者の方で補足や訂正などあればコメントいただけると嬉しいです。


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■全体の流れ
13:00〜
・この会についての説明

13:02〜
・チェックイン
 ①呼ばれたい名前
 ②住まい
 ③今の気持ち
 ④好きな飲み物

13:22〜
・3つの約束の説明
 ①何でも話してOK
 ②相手の話を聞くときは否定しない
 ③聞くだけの参加もOK
・コミュニティボールの説明

13:25〜
・対話のテーマ決め
 後半/日常の中で対話をするために必要なことは

13:35〜
・対話

15:00
・全体で振り返り
・振り返りシートの記入

15:10
終了

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■対話の感想

テーマ【日常の中で対話をするために必要なことは】


●印象に残った話

・ここで言う対話とは、相手の話を否定せず聴くことだったり、自分の考えや経験を話すこと、そこにテーマがあっても良いし無くても良いい。自分ではない誰かの想いを聴くことで、思考を深めていくことが、今ここで話し合う対話のイメージ。

・夫婦で対話することが難しいと感じる。出来るだけ「私はこう思う」というアイメッセージで夫と話すようにしているが、それだと切実さが伝わっていないと感じてる。我慢の限界がきてつい感情的になってしまったときやっと切実さが伝わったと思った。

・親子の関係でも、つい親の意見を通してしまう。

・対話はそもそも何かを決めるときにさ向いていないのではないか。

・夫婦や親子関係のなかでは何かを決める、選択する場面が度々あるが、そのときに相手の意見を尊重するとそのさき自分が我慢しなくてはならなかったり、お互いに自分の意見を大事にしすぎるとなかなか物事が決まらなかったりする。また、親子関係では親が子どものやりたいことに反対することが、子どもの闘争心に火をつけたり、反対を押しきってまで遣りたかったことという事実が、夢を叶える原動力になったり、親が子どもの壁になることは悪いことではないのではないか。

・あまりにも子どもに対して考えを押し付けてばかりいると、子どもが「何を言っても無駄だ」と心を閉ざしてしまう。

・対話が成り立たないときは無意識の内に相手に期待していたり、自分が思う理想像に相手を押し込めているからかも。

・夫婦で対話している感覚を持てたときは「こと人と結婚してよかった」と感じるほどの感動がある。

・相手を「子ども」や「夫」や「妻」などの役割やレッテルで見るのではなく、その人自身を見ることが大切なのではないか。

・親しい仲だからこそ、「私はこう思う」と自分の考えや気持ちを言葉にして伝えることが大切。

・もし相手に傷つけられたとしても、やりかえさない、白旗をあげる勇気を持つ。

・「平等」ではなく「対等」であろうとする。

・そもそも対話って必要?その場にいたほとんどの人が必要だと感じていたが、どうして必要か、明確な答えは出なかった。


●参加者の感想

・何かを決めるときには、”対話”は難しいかも…
 哲学カフェは一度でたことあったのですが、また行ってみようかなと思いました。
・いろいろな考え方に出会うことができた。考えることはとまっていることじゃないと思えた。
・ますます分からなくなりました。考え続けます。


●大島の感想

身近な人ほど対話って難しいと感じています。それはなぜなのか。一人では相手のせいにしてしまいそうになるのですが、皆さんと対話することで私の場合相手に対する期待が大きすぎることが原因なのかも…と気づくことができました。対話の中でとても素直になれたのが不思議な感覚でした。問いが問いを生み、夢中で話しているとあっという間に2時間が過ぎてしまっていて、最後は名残惜しい気持ちで対話を終了しました。この感覚は午前の部でも感じたのですが、午後は人数が増えたからか、さらに強く感じました。
また実行委員の一人が「ますます分からなくなりました。考え続けます。のコメント、印象にのこりました。無理に取りまとめようとせず、この場での収穫を持ち帰って問い続けていって下さる感じがいいな」と言っていたのですが、私も同感です。参加者の皆さんの感想から「考え続けよう」という意思を感じて、とても嬉しく、また私も同じく考え続けます。


以上、午後の部の感想でした。

第二回の詳細については決まり次第ブログでお知らせいたします。

どんなテーマになるのか、どんな対話が生まれるのかとても楽しみです。

2019年3月25日月曜日

第一回 午前の部【多様な人を受け入れることができる場づくりに必要なことは】



3月17日に第一回「みんなの道徳*対話の時間」を開催いたしました。
ご参加いただいた皆様、心からありがとうございます。

その時の流れや、対話の感想をお伝えしたいと思います。

※対話の感想は個人が特定されない内容に限定しております。
※私(大島)個人の感想であり語彙力もないので、話の内容や言い回しが正確でないかもしれません。参加者の方で補足や訂正などあればコメントいただけると嬉しいです。

今回の記事は午前の部の感想です。


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■全体の流れ

10:00〜
・この会についての説明

10:02〜
・チェックイン
 ①呼ばれたい名前
 ②住まい
 ③今の気持ち
 ④好きな時間

10:22〜
・3つの約束の説明
 ①何でも話してOK
 ②相手の話を聞くときは否定しない
 ③聞くだけの参加もOK
・コミュニティボールの説明

10:25〜
・対話のテーマ決め
 前半/多様な人を受け入れることができる場づくりに必要なことは

10:35〜
・対話

11:50〜
・全体で振り返り

12:00
 終了

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■対話の感想

テーマ【多用な人を受け入れることができる場づくりに必要なことは】


●印象に残った話

・「多様な人」という言葉からどのような人を連想するかは人によって異なる。(ハンディキャップを背負った人、様々な人種、様々な年齢など)

・『受け入れる』という表現に違和感を感じる、『受け入れる』という言葉より、『共存』という言葉の方を使いたい。

・母子の外出時に人目を気にして、不本意に子どもの自由を奪ってしまう時がある。それは過去、他者の何気ない一言に深く傷ついた経験があるからで、だからこそ周りの人の暖かい言葉に救われることもある。しかし他の母親に対しては、考えすぎて声をかけれず後で後悔してしまう。

・「あなたはここにいてもいいんだよ」と伝わると安心してそこにいることができる。
 しかし、声かけが多いと窮屈に感じてしまう。そんなとき、言葉以外でも表情や眼差しでそれを伝えることができる。また、見ない、気にしないという態度が助かるときもある。
 その根底に「あなたはここにいてもいいんだよ」という暖かい気持ちを持っていることが大切。

・子連れでも参加できる場所は「私たちの対話の時間」にとっても課題。

・子連れで来た方々に、いくら優しい言葉や眼差しを送ったとしても、やはり子どもがいると落ち着かない。人の子には寛容になれるけど、自分の子はどうしても気になってしまう。

・子どもも参加できる場所にしたいと思う一方で、あまりにも賑やかすぎると、考えや言葉が遮られ、対話の場自体が成り立たなくなってしまうのではないかという葛藤がある。

・日本人は「他人に迷惑をかけてはいけない」と育てられた人が多いと感じる。その周りの目を気にする国民性が窮屈に感じることもあるが、それが日本の良さでもある。


●大島の感想

『受け入れる』という言葉を『共存』という言葉に言い換えたい、というお話を聞いたときとても感動しました。
その後に、「子育てで地域の人の目を気にして、息苦しく感じるときがある」というようなお話が続いたのですが、そこにも「受け入れてもらっている」という感覚があるから苦しいのかもしれません。どんな人も「いてあたりまえ」と周りの人に思ってもらえたら素敵です。しかしそれは何でも自由にしていいという事ではないのか、この問題の難しいところだと思います。
また、日本人の「他人に迷惑をかけてはいけない」という周りの目を気にしすぎる国民性について、それは窮屈でもあるが日本の良さでもあると気づかせてもらい、この性質を否定するのではなく、ポジティブにとらえバランスをとっていけたらいいのかもしれないと思いました。
このテーマはこの会でもとても重要なテーマで、具体的な方法や場のイメージまでは話が及ばなかったのですが、これからも対話や実践を通して模索していきたいです。


以上、午前の部の感想でした。


午後の部の感想は次の記事でお伝えします。
午後の部のテーマは【日常の中で対話をするために必要なことは】です。

次回もよろしくお願いします。

2019年3月16日土曜日

「わたし達の道徳*対話の時間」とは?

「みんなの道徳*対話の時間」は、誰もが安心して対話をし、考える事ができる場所を、参加者みんなで作り続けていきたいと願い、生まれました。

自分の考えや感じたことを話し、その場を共有する人みんなで考え、いろいろ感じたことに触れることで、一人ではたどり着けなかった答えに出会えるかもしれない…そんな場所になれたら嬉しいです。

また、私たちは「みんなが安心して対話できる場所」がどういう場所なのか、答えを持っていません。
参加者の多様性が増えるごとに、会の在り方も形を変えていくかもしれません。
参加したみなさんとの対話から考えていくつもりです。
その意味では、安心した居場所づくりに向けた実践の場でもあると考えています。

この対話をきっかけに、みなさんがそれぞれに、「“わたしが考える”安心できる場所」を作っていけたら…
それは例えば、家族のように小さなコミュニティでもいいのです。
聴くこと、そして話すこと、コミュニティメンバーとの【対話】を通じて、あなたが安心できる場所は、きっと誰かの安心できる場所にもなれるはず。
それが広がれば、いつしか地域全体が安心できる場所になると、信じています。

正解はありません。
あなたの考えや気持ちをお話しください。
また、話すことには抵抗があるけれど、どんな雰囲気か知りたい、話が聴きたい、という参加も大歓迎です。
ご参加をこころよりお待ちしております。

2019年3月1日金曜日

【みんなの道徳*対話の時間】3/17に開催します

【みんなの道徳*対話の時間】 2/11に開催された【『みんなの学校』上映会+わたし達の道徳の時間】 今月3/17に【みんなの道徳*対話の時間】として、 対話の会を開催することにいたしました。

++++++
上映会前にご回答頂いたアンケートには、 対話の時間に向けて、 たくさんのテーマをお寄せ頂きました。 皆さまの関心の高さが嬉しくもある反面、 全てのテーマを取り上げることが出来ないことに 心苦しさも感じていました。 そこで、わたし達「見よう話そう会」では、 上映会後にも対話の機会を設けることにし、 メンバーでどのような場にしていくか、 話し合ってまいりました。 学びのこと、 それぞれの個性が大切にされるみんなが安心できる居場所のこと、 など、 ご参加くださった皆さまの関心の強いテーマについて 【聞き合う×話し合う】 対話の時間にしたいと思います。 まだまだ話し足りないという皆さまの想いに 応えられる場となれば幸いです。 そして、 上映会によって生まれたご縁が地域の繋がりを生み、 やがて対話の輪が広がっていくことが、 よりよい未来へ向かう一歩になることを信じて… ++++++ 今回は、1日開催予定です。
ご都合に合わせて午前か午後を選んでご参加頂くことも、
1日通してご参加頂くこともできるスタイルです。
たくさん対話をしたい方には 1日通しでのご参加をオススメしますが、
その他にも今回はランチタイム交流の時間がございますので、
ご予定に合わせて参加スタイルをお選び頂けます(^_^)
また、お子さまも対話に参加してみませんか。
当日の参加人数に応じて、
大人のグループに混ざって頂くか、
子ども達のグループをつくり、
子ども達の出したテーマで対話を行います。
*対象…小学生以上のお子さま
2/11に参加された方も、されなかった方も、
ご興味ある方は、どなたでも大歓迎!
どうぞお気軽に足をお運びください(^_^)
*小さなお子様と一緒にご参加される場合は  午前の回をオススメしています
++++++++

2019年3月17日(日) 10:00〜15:00

場所:与野本町コミュニティセンター
   (JR与野本町駅徒歩3分)
   
http://www.saitama-culture.jp/yonocom/access.html



*タイムスケジュール*
 10:00〜12:00 対話①
   (小さなお子さまと一緒の参加も大歓迎!
    手元保育、みんなで見守りながらの対話になります)
 12:00〜13:00 ランチタイム
   (ランチご持参の方、一緒にごはんを食べながら交流しませんか?)
 13:00〜15:00 対話②
   (小学生以上〜 じっくりと対話したい方向き)


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【参加費】会場費とちょっとしたお茶とお菓子付
午前(10:00〜12:00)対話①  200円
午後(13:00〜15:00)対話②  200円
1日 (10:00〜15:00) 対話①② 300円
*子ども(小学生〜高校生)100円(1日でも100円!)
*未就学児 無料


【対話のテーマ】
事前アンケートに寄せられたテーマ + 当日参加者から出たテーマ
から選び、話したいテーマで対話を行います。 

 【事前アンケートのテーマ】

 ・生きる力とは?本当の学力とは?
 ・学校に時間割としての道徳の時間は必要なの?
 ・先生も子どもも自分らしさを発揮できる学校の教育システムとは?
 ・「学校行きたくない」という子どもに、どんな言葉をかけたらいい?
 ・お母さんは誰のために生きているの?
 ・本当に学校は必要なのか?
   〜オルタナティブ教育に移行できない人のための向き合い方〜
・多様な人を受け入れる場づくりに必要なことは?
 ・特別支援教育について
 ・譲り合いと競い合いについて
 ・子どものしつけ
 ・こども・家庭・地域との繋がり方、関わり方


++++++
ご参加は、予約制になっております。 下記フォームでお申し込みください。 こちらから、予約確認のご連絡を差し上げます。 ご予約フォーム
 https://goo.gl/forms/PThfKuJSLGPZTE9u2

*参加費は当日、受付にてお支払いください
  お釣りのないようにご協力お願いします)


〜皆さまのお越しをお待ちしております〜